誰でも名前は聞いた事があるほど有名だけど、実はどんなところかよくわからない場所ってありますよね。
アメリカ最北端にあるアラスカ州もその1つだと思います。
“最後の辺境”と呼ばれるアラスカの広大な土地には、まだ見たことがないような美しい景色が広がっています。
今回は、そんなアラスカにある驚きの絶景9選をご紹介していきます。
この記事のもくじ
アメリカ合衆国アラスカ州について
アラスカの大きさや人口は?
アメリカで最も大きな州であるアラスカは、日本のおよそ4倍の面積があり、広大な土地に暮らす人口は、わずかに70万人ほど。
日本人の感覚だと人口密度が驚くほど低いと思いますが、未開拓や保護されている土地もあるので、アラスカに住むほとんどの人はアンカレッジなどの都市部で生活しています。
アラスカ州は、アメリカが1867年にロシア帝国から格安で購入した土地です。
過去にはゴールドラッシュで栄え、現在は石油などの天然資源や自然観光が経済の中心になっています。
アラスカは“ラスト・フロンティア”
アメリカ本土からカナダを挟んで、北米最北の位置にあるアラスカ州。
手つかずの大自然の中で、今も多くの原住民が昔ながらの生活を営む地域でもあり、ラスト・フロンティア(最後の辺境)とも呼ばれています。
次の項目からは、アラスカのすごさが一目でわかる画像をご紹介していきます。
アラスカの自然現象がすごい
アラスカの海面凍結
冬には海面が凍結する地域が多くあるほど気温が冷え込むアラスカ。
海全体が氷つく前の海面は、自然が作る芸術作品のような光景ですね。
オーロラはアラスカの醍醐味
アラスカ州のほとんどの場所は、オーロラがよく発生する地域です。
オーロラ観光で世界的にも有名なフェアバンクスは、日本人にも特に大人気の観光地。
フェアバンクスの街からオーロラが見えることもありますが、光の少ない郊外に車を走らせれば、さらにハッキリとオーロラを見ることが出来ます。
アラスカの火山噴火
アラスカ州のアリューシャン列島や海岸地域には多くの活火山があります。
最近では、2016年12月に無人島のボゴスロフ島で噴火が発生しました。
また、地球上で最も円錐状に近いと言われるシシャルディン山は富士山よりも対称的な形をした火山で、噴火の際には太平洋上に3000m以上の噴煙を上げることもあるそうです。
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アラスカは自然と人工物の対比がすごい
アラスカの氷河クルーズ
アラスカ観光の定番と言えば氷河クルーズですが、画像にあるクルーズ船と比べると氷壁の高さや氷河全体の大きさがわかりますよね。
氷河観光の中でも、州都ジュノーの北西にあるハバード氷河の高さはおよそ90m。
ちなみにハバード氷河全体の大きさは、幅9.6km、全長122kmも続く巨大な氷河です。
アラスカのホエールウオッチング
地球上で最大の哺乳類として知られるクジラですが、アラスカの広大な海ではザトウクジラが大ジャンプをします。
ブリージングと呼ばれるクジラの大ジャンプは、ツアーでも見られる確率が15〜20%と言われています。
もし、ブリージングの光景に遭遇したら、とても貴重に体験になりますよね。
アラスカの石油パイプライン
教科書にも載っているアラスカの石油パイプラインは、北極海沿岸のプルードベイからアラスカ湾のバルディーズまで、1280kmの距離をつないでいます。
参考までに、東京から日本の最北端に位置する北海道稚内市までの直線距離が約1090km、沖縄県那覇市までなら約1560kmです。
日本の距離間で考えると、石油パイプラインがとてつもない長さなのがわかりますね。
アラスカの石油パイプラインは、1974年に着工して1977年に完成。
建造物としては、万里の長城に次いで世界第2位の長さです。
実は使われているパイプは全て日本製で、当時は日本の技術以外では製造不可能と言われていたそうです。
昔から、日本の技術は世界的に認められていたんですね。
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アラスカは手つかずの自然がすごい
北米大陸最高峰のデナリ(マッキンリー)
年間40万人以上の観光客が訪れるアラスカのデナリ国立公園。
デナリ国立公園にある通称マッキンリー山は、北米最高峰の標高6190m。
長い間マッキンリーの名称で呼ばれていましたが、2015年からはデナリが正式名称に決まっています。
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アラスカに残る数多くの氷河
氷河は山肌や地面を削りながら進む荒涼としたイメージがありますよね。
アラスカには数多くの氷河が残っているため、比較的簡単に氷河を見る事が出来ます。
アラスカの氷河は、数百年、もしくは数千年前の人々も見ていた変わらない景色なのでしょうね。
アラスカにある日常の景色
アラスカの郊外を少しドライブすれば、まだ手つかずの大自然が残っています。
人々の生活圏のすぐ近くにある何気ない日常の景色が、実はアラスカ最大の魅力なのかもしれませんね。
まとめ
多くの人をひきつけるアラスカの大自然に、一度は行ってみたくなりませんか?
管理人は何度でも足を運びたくなると思ったほど、アラスカの大自然に感動しました。
管理人がアラスカに行くきっかけになったのは、大自然に魅了されてアラスカに移住した写真家の故・星野道夫さんでした。
星野道夫さんの著書『旅をする木』は、アラスカの風景がとてもわかりやすく的確に表現されています。
管理人は『旅をする木』を読んでからアラスカに行きましたが、星野道夫さんが表現した文字がそのまま風景になったような光景ばかりでした。
“最後の辺境”に残る美しい景色や荒々しい自然現象は、遠い昔から続く地球の営みを肌で感じることが出来るかもしれませんよ。
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