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『最後の辺境』と呼ばれるアラスカの大自然に今も生きる野生動物9選

“最後の辺境”(ラスト・フロンティア)と呼ばれ、世界屈指の大自然を有するアラスカ。

人類の文明が発達した現在でも、アラスカには多くの野生動物たちが暮らし、中には大型の車よりも大きな動物もいます。

アラスカの大自然には、都市部で暮らす人間には想像もできないような世界が存在しているんですよね。

今回は、そんなアラスカで今も生きる野生動物9選についてご紹介していきます。

アラスカの野生動物

ハクトウワシ

ハクトウワシ(白頭鷲)は、アメリカ合衆国の国鳥で国章にも描かれている有名な鳥ですよね。

大型のワシであるハクトウワシは、翼を広げた時の大きさが2m以上にもなります。

北米大陸の沿岸部を中心に広範囲に分布していて、特にアラスカではハクトウワシをよく見ることが出来ます。

アメリカ先住民の多くの部族がハクトウワシを聖なる生き物としているので、ハクトウワシの羽を儀式や正装に使うそうです。

実はメリカ先住民が頭につけている羽は、ハクトウワシの羽だったんですよね。

ドールシープ

ドールシープは、アラスカとカナダの北西部に分布する体長が150cm前後のヒツジです。

ドールシープは、山岳地帯や高地に群れをつくって暮らしています。

オスだけに見られる(メスの角は短い)特徴のある大きな角は、長いもので1mを超えることもあるそうです。

カリブー(トナカイ)

トナカイは、サンタクロースの相棒として有名ですよね。

シカ科では唯一メスにも角があり、大きい個体のトナカイは体長が200cm前後、体重が300kgほどもあるようです。

トナカイは、永久凍土のツンドラ地帯に群れで生息し、季節によって大移動を行います。

ムース(ヘラジカ)

ムースは世界最大種のシカで、大きい個体のムースは体長が300cm前後、体重が800kg以上もあるそうです。

ムースのトレードマークである平たい角は、最大で2m以上の大きさになります。

ジャコウウシ

ジャコウウシは、全身が長くて硬い上毛と柔らかい下毛で覆われているウシです。

大きい個体のジャコウウシは体長が200cm以上、体重が600kg以上もあるそうです。

ジャコウウシは、マンモスが生息していたおよそ70万年前にヨーロッパで出現し、40万年前頃に北米大陸に移動してきたと考えられています。

ブラックベア

ブラックベアは、北米大陸の森林地帯に生息する黒い毛が特徴のクマです。

大きい個体のブラックベアは、体長が170cm前後、体重が400kg以上にもなるそうです。

ブラックベアは肉食のイメージがありますが、実は植物を食べることが多く、こちらの画像ではタンポポを食べています。

グリズリー(ハイイログマ)

グリズリーは日本にいるヒグマと近縁のクマで、大きく盛り上がった肩のコブが特徴です。

大きい個体のグリズリーは体長が250cm以上、体重が450kg以上にもなります。

大きな身体に似合わず、グリズリーは陸上なら時速50kmで走り、泳ぎも得意なようです。

ホッキョクグマ(シロクマ)

ホッキョクグマは名前の通り北極圏に生息する世界最大種のクマです。

日本ではシロクマと呼ばれる動物園の人気者で、大きい個体は体長が300cm、体重が800kgにもなります。

冬には南下して夏には北上するので、ホッキョクグマは年間で1000km以上の移動をすることもあるようです。

オオカミ

オオカミは、現存するイヌ科の中では最大種です。

オオカミの大きさは亜種や地域によっても異なるそうですが、一般的には体胴長が100〜160cm、体重が25〜50kg。

高緯度ほ大きくなる傾向があるので、過去にはアラスカで体重が80kgほどにも成長したオスのオオカミが捕獲されたようです。

体重が80kgなら、体胴長は2m以上あったかもしれません。とても大きいですよね…

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まとめ

面積が日本のおよそ4倍もあるアラスカなので、野生動物の身体が大きくなるのは当然かもしれませんね。

考えてみれば当然ですが、地球上には人間社会と別の時間が流れているのを想像する事は不思議な感覚になりますよね。

広見
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