中国には、虹のようなグラデーションの地層がとても美しいと話題になった『七彩山』という広大な地層の絶景があります。
七彩山は“東洋のグランドキャニオン”とも呼ばれ、21世紀になってから発見された新しい観光地です。
一部の観光客からは、インターネット上にある地層の色が強めに加工された七彩山の画像をイメージして訪れた結果、実際の色にガッカリした人たちもいるようですね。
今回は、そんな賛否両論も含めて注目を集めた七彩山の絶景について調べてみました。
中国の秘境『七彩山』
波のようにうねる地層のグラデーションに、夕日で紅く染まる光景が美しいと言われる『七彩山』。
2002年に発見され、2008年に一般公開されたばかりだという中国にある秘境です。
七彩山の読み方に関する情報が見つかりませんでしたが、読み方は「しちさいやま」だと思います。
七彩山の正式名称は張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう)で、虹のような色とりどりの地層が名前の由来のようですね。
七彩山は加工が強い画像が多い?
七彩山は、発光色のように加工された色とりどりの画像や動画で紹介されていることがあります。
夕日が当たればとても美しい色の地層に見えるそうですが、中には画像や動画の色と現実のギャップに戸惑う観光客もいるようですね。
基本的に加工は悪いことでは無いし、画像をより美しく見せたいという気持ちはみんな同じだと思います。
ただ、実際に見る景色と画像や動画で見る景色が同じとは限らないということですね。
七彩山の実際の色は?
七彩山の実際の色は、ハッキリとした赤や黄色ではなく、色が違う茶色のグラデーションのようです。
もちろん色違いのグラデーションでも十分に美しくて、とても珍しい光景ですよね。
七彩山の地層だけでなく、“東洋のグランドキャニオン”と称されるほどの広大な景色を目当てに観光客も徐々に増えているそうです。
出典:Instagram
七彩山の行き方は?
七彩山は、北京から約3000kmに位置する中国北西部の甘粛省張掖市近郊にあります。
東西の距離だけでも日本列島が収まる以上の国土面積を持つ中国は、とても大きな国ですね。
まずは中国国内線で張掖まで行き、張掖市内からはタクシーやバスを利用して七彩山まで向かうそうです。
東京からは最短でもおよそ8時間はかかるようですが、状況や乗り継ぎ便によっては半日以上の移動時間が必要になるかもしれませんね。
七彩山のおすすめ時期は秋
七彩山は、2009年に中国で公開された映画のロケ地として使われました。
映画が公開された当初は、あまりの絶景のために背景がCGだと勘違いされて話題にはならなかったそうです。
映画をみた人がCGだと勘違いするほど、七彩山には嘘のように美しい景色が存在しているということでしょうね。
地元民によれば、七彩山のおすすめ観光時期は秋らしく、秋晴れの夕方に見る七彩山が一番美しいようです。
七彩山は南米にもある
南米のペルーには、七彩山と同じように地層が美しいグラーデーションになっているレインボーマウンテンがあります。
レインボーマウンテンはマチュピチュ観光の拠点になるクスコ近郊にあり、標高は4000m以上で、およそ3時間のハイキングが必要になります。
七彩山もレインボーマウンテンも、日本では見ることのできない壮大で美しい景色が待っているのは間違いないでしょうね。
まとめ
日本でも話題になった『七彩山』ですが、広大な景色は大陸ならではの絶景だと思います。
アメリカにある本場のグランドキャニオンも素晴らしい絶景ですが、中国のグランドキャニオンにも一見の価値がありそうですね。
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