世界中で大きな反響を呼んだリオオリンピックの閉会式ですが、斬新な表現に感動を覚えた人は多かったと思います。
人々を感動の渦に巻きこんだ裏には、3DCGやVRを駆使した世界最先端の技術を使ってステージを演出した1人の日本人クリエイターがいました。
今回は、世界中から注目されるメディアアーティストである真鍋大度さんの経歴や作品と紅白歌合戦、Perfume(パフューム)の演出についても調べてみました。
この記事のもくじ
真鍋大度のプロフィール
名前読み:まなべ だいと
生まれ:1976年
出身地:東京都
職業:メディアアーティスト、プログラマー、DJ、VJ、株式会社Rhizomatiks取締役
出典:Instagram
真鍋大度の経歴
ジャズベーシストの父親と、シンセサイザーの音色を作成する仕事をしていた母親を両親に持つ真鍋大度さん。
幼少期から音楽や音作りに触れて育ち、東京理科大学を卒業後は大手電機メーカーに就職。
1年ほど働いてから友人のベンチャー企業に転職しましたが、そこも半年で退社してしまいました。
その後は、国際情報化学芸術アカデミーに進学してプログラミングを用いた表現を学び、株式会社Rhizomatiks(ライゾマティクス)を設立。
Rhizomatiksの企業からわずか2年後の2008年には、音楽の信号を変換した刺激で顔の表情を制御するという動画を公開すると、技術力と発想力が評価され、世界中から問い合わせが来るようになったそうです。
Apple社のMac誕生30周年スペシャルサイトでは、11人のキーパーソンの1人に選出されるなど、真鍋大度さんは国際的な評価も高いようですね。
ちなみに、2018年に放送されたMacのオシャレCMに出演してた日本人が真鍋大度さんなんですよね。
真鍋大度とPerfume(パフューム)について
真鍋大度さんは、Perfumeとの仕事が人生の転機にもなっていたそうです。
おそらく、真鍋大度さんの手がけたPerfumeの演出を見たことがある人は多いと思います。
毎年話題になる紅白歌合戦で見せるPerfumeのパフォーマンスは、世界最先端の技術を使っている真鍋大度さんの演出です。
他にも、カンヌ国際広告祭では、メンバーの身体全身をスクーリンにしたダンスパフォーマンスでPerfumeは銀賞を受賞。
米国テキサス州の音楽イベント「SXSW」では、半透明のスクリーンをPerfumeの3人が動かして使う斬新な演出と、中継映像に3DCGを用いた驚きの映像表現が話題になりました。
Perfumeが出演した「SXSW」の動画が限定公開された時は、演出が面白すぎて何度見ても飽きないほど斬新な映像だったんですよね。
真鍋大度は紅白歌合戦の演出がすごい
プロジェクションマッピング、ドローン、アミッドスクリーン+3DCGなどを使った演出で、紅白歌合戦の話題を引っ張ってきたPerfumeと真鍋大度さん。
2016年には「ダイナミックVR」という新技術を用いて、Perfumeは仮想空間の中でダンスパフォーマンスをしました。
ダイナミックVRを簡単に説明すると、「平面のディスプレイがカメラの位置によって映像を変化させることでカメラが動いても立体に見える技術」のようですが、簡単に説明されても理解するのはムズカシイですね…。
紅白歌合戦の本番では、生中継の中で数多くのセンサーやカメラを使うため、事前に用意された映像に合わせて3人の100%完璧な動きが成功の前提にあったそうです。
真鍋大度さんは人間とテクノロジーを融合させたわけですが、成功を実現させたPerfumeもすごいですよね。
真鍋大度はリオオリンピックの閉会式も担当
世界中から絶賛され、日本でも話題になったリオオリンピックの閉会式セレモニー。
リオオリンピックの閉会式を見た人は多いと思いますが、本当に面白くて印象に残る素晴らしいセレモニーでしたよね。
真鍋大度さん以外にも、リオオリンピックの閉会式セレモニーは、一部の楽曲で中田ヤスタカさん、ダンスの振付はMIKIKOさんなど、「チームPerfume」が大活躍していたのも、Perfumeファンの管理人にとっては驚きだったんですよね。
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真鍋大度の作品
真鍋大度さんの演出を見たことがない人たちのために、MIKIKOさんとのコラボ作品をご紹介します。
出典:YouTube
まとめ
真鍋大度さんは主役を際立てる裏方の仕事ですが、その類稀な技術は経済や医療関係など多方面からの問い合わせもあるそうです。
世界的に活躍していくと思われる真鍋大度さんですが、これからの作品も楽しみですね。
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