アメリカのカリフォルニア州に位置する『デスバレー国立公園』。
世界で最も気温が高い場所として知られていますが、デスバレー国立公園は絶景の宝庫でもあります。
見どころ満載の大自然以外にも、自然に石が動くという不思議な現象まで起きているそうです。
今回は、魅力たっぷりなアメリカの人気観光地『デスバレー国立公園』についてご紹介していきます。
この記事のもくじ
デスバレー国立公園について
デスバレー国立公園は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のシエラネバダ山脈東部に位置します。
デスバレー国立公園はアメリカで最も大きな国立公園であり、総面積は13158平方キロメートル。
日本の都道府県で例えると、長野県と同じくらいの大きさですね。
公園内のほとんどの地帯はカリフォルニア州ですが、一部はネバダ州にまたがっています。
“デスバレー(死の谷)”という名前は、1849年に金鉱地へ向かうグループがこの場所に迷い込み、暑さと水不足から数名が命を落としたことが由来になっているそうです。
恐ろしくて物騒な名前の国立公園ですが、1849年の事故以降に命を落とした人の記録はないみたいですね。
デスバレー国立公園には数多くの絶景があり、ラスベガスからの日帰りツアーも人気があるようです。
デスバレー国立公園は世界最高気温を記録
アメリカの国立公園の中で最も暑く乾燥した地域のデスバレー国立公園は、1913年7月10日に世界最高気温の56.7℃を記録。
湿度も極端に低い地域で、年間降水量は50mm以下らしく、まれに年間降水量が0mmの年まであるとか。
日本のように湿度の高い40℃も暑いですが、湿度が極端に低い乾燥地帯での56.7℃は想像を絶する暑さでしょうね。
デスバレー国立公園の見どころは?
デスバレー国立公園のバッドウォーター
デスバレー国立公園のバッドウォーターは、北米大陸で最も低い場所に位置します。
海抜がマイナス86mの地点にあり、周りには標高3000mを超える山もあるので、バラエティに富んだ地形ですよね。
元々、バッドウォーターは塩水湖でしたが、干上がって塩の結晶が残り、画像のような白い道になったようですね。
デスバレー国立公園のアーティスト・パレット
デスバレー国立公園のアーティスト・パレットは、崩れた岩肌から、赤、青、黄、緑などの色をした鉱石が露出しています。
まるで絵の具をたらしたパレットのように見えることから、「アーティスト・パレット」と呼ばれるようになったそうです。
カラフルに色づいた地形が、とてもキレイな場所ですよね。
デスバレー国立公園のザブリスキーポイント
朝日や夕日に照らされる時は、色鮮やかに輝くというザブリスキーポイント。
波打つようにうねる地形と地層に含まれる鉱物が太陽光の反射によって、美しい色に変化するそうです。
ザブリスキーポイントは秘境のためにアクセスは困難を極めるようですが、ぜひ行ってみたいポイントですね。
デスバレー国立公園の不思議な動く石
デスバレー国立公園の主な見どころは絶景になりますが、デスバレー国立公園では不思議な現象も起こるそうです。
レーストラックと呼ばれる場所には、ひとりで勝手に動く石があり、地面には石が動いた跡だけが残っています。
レーストラックは長年にわたって様々な仮説がたてられてきましたが、2014年に動く石の謎が解明されました。
石が勝手に動いていた原因は、冬にできた氷が割れた後、割れた氷が風で移動する時に石も押されて移動しているということがわかったようです。
原理がわかるとなっとくできますが、レーストラックの珍しい光景も必見ですね。
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まとめ
魅力的な絶景が多いデスバレー国立公園ですが、十分な水分と日焼け対策は不可欠です。
もしデスバレー国立公園を観光する際には、熱中症対策などをしっかり準備してから楽しみましょう。
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