数多くある釣りの中でも、特に奥が深いと言われるフライフィッシング。
毛針を使う釣りですが、そのフライフィッシングのドキュメンタリー映画に『イースタンライズ』という作品があります。
公開から数年が経った今でも、フィッシングムービーの最高傑作とまで言われているようですね。
舞台はロシアのカムチャッカで、美しい景色と魚を求めて釣り人たちが大自然に向かった物語です。
この記事のもくじ
フライフィッシングとは
フライフィッシングは、欧米式の昆虫(水棲含む)に似せた毛針のフライ(fly)を使う釣り方で、イギリスが起源とされています。
日本にも、毛針を使う“テンカラ釣り”がありますが、糸を巻くリールを使わない事と魚の誘い方に違いがあるそうです。
テンカラは毛針を使って魚を誘う技術が必要で、毛針の擬似性(似ているかどうか)にはあまりこだわらないとか。
逆にフライフィッシングは、その場所に生息している昆虫に似ている毛針で魚を誘うので、毛針の擬似性が重要です。
フライフィッシングの哲学
フライフィッシングでは、よく川や昆虫を観察しています。
「その川」で「そこに棲む魚」が「その時期に何を捕食しているか」を考えてフライを選ばないと魚が釣れないからです。
自分の経験と考察から、フライを巻く(作る)ことも魚を釣る大事な作業。
その独特な技術と性質によって、初心者にはハードルの高い釣りにもなっているようですね。
大人の男性が好むイメージもあるフライフィッシングですが、最近では女性フライフィッシャーも増えているそうです。
フライフィッシング映画『イースタンライズ』
『イースタンライズ(Eastern rise)』は、バンフ・マウンテンフィルム・フェスティバルという映画祭で上映されました。
この映画祭は、毎年カナダのロッキーマウンテンにあるバンフからスタートする世界的な映画祭です。
世界中でワールドツアーが行われ、アウトドア業界では最も重要な映画祭の一つとして知られています。
『イースタンライズ』の内容は?
『イースタンライズ』の舞台は、ロシアのカムチャッカ半島です。
地元のガイドとフライフィッシャーたちが、「イースタンライズ(極東のライズ)」を求める旅に出ました。(*ライズは魚が捕食の時に跳ねること)
冷戦時代に使用されたヘリコプターに乗り、最後の秘境とも言わる原生風景の中に降り立ち自然に向かう物語。
目的地からはゴムボートを駆使して、およそ50kmの旅をしていました。
フライフィッシングで「スーパー・クンジャ」を狙う
出演者いわく、カムチャッカ半島は「過去に経験が無いほど、素晴らしくワイルドな場所」だったそうです。
そこはクマの生息地で、大型のネズミを捕食するニジマスが棲むという地帯。
彼ら以外に魚を狙う動物はクマだけという環境からの生還後に、最終目標の巨大トラウト「スーパー・クンジャ」(巨大アメマス)に出会う旅が始まりました。
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『イースタンライズ』の予告動画はコチラ
海外では、数年たった今でもベストムービーという釣り関係者も多いそうです。
出典:YouTube
まとめ
カムチャッカ半島は1990年代まで、人の立ち入りが規制されていた地域らしく、今でも原始の姿が残っているようです。
現在はガイドをつけてヘリコプターに乗り、同じような釣りができるそうですが、いつかこんな大自然の中で釣りをしてみたいですね。
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