過去に日本でも大流行したキックボードですが、今でも子供たちの遊び道具としても人気があります。
意外にも、スケートボードとBMXを合わせたようなトリックが、オシャレで格好良いんですよね。
実は、この聞き慣れた「キックボード」という名前は正式名称ではないようです。
今回は、そんなキックボードの本当の呼び名や歴史と背景についても調べてみました。
この記事のもくじ
キックボードはブランド名だった
キックボードは、タイヤが前後について腰くらいの高さに持ち手がある地面を蹴って進む乗り物です。
実は、この聞き慣れた「キックボード」という名前は正式名称ではありませんでした。
キックボードとは、スイスの「Micro Mobility Systems」と、アメリカのスポーツメーカー「K2」ドイツ支部が共同開発した三輪キックスクーターのブランド名です。
そして、「K2」が独自に展開したキックスクーターのブランド名でもあるようです。
つまり、キックボードはブランド名で、キックスクーターというのが正式な名前でした。
キックスクーターについて
日本ではキックボードの愛称でお馴染みですが、欧米では元々、スクーター(Scooter)やスクート(Scoot)と呼ばれていたそうです。
1990年代後半に折り畳み式が登場すると、市場が拡大してキックスクーターの名称が使われるようになりました。
当初は、ドイツのスクーターメーカー「Ciro(チロ)」が開発した三輪スクーターを原型として開発されたようですね。
誕生の裏には、ドイツでスケートボードの人気が出づらかったため、その入門用として企画されたという説もあるとか。
日本で見慣れているのは、前後二輪のタイプだと思います。
2000年頃に大流行したので、実際に持っていたとう方も多いのではないでしょうか。
キックボードが日本で大流行
日本では、1999年頃にキックボードが登場。
電車や地下鉄に持ち込める手軽な移動手段として、都市部の若者から人気が広がりました。
折り畳み自転車やスケートボードよりも軽くてコンパクトなので、女性や子供でも使えたのが流行の理由らしいです。
近年も、オシャレなアイテムとして密かにブームの兆しがあるようですね。
海外のキックボード事情
海外では、キックボードは小さい子供たちが乗ることが多く、スケートパークでは大人に混じって滑っている姿をよく見かけます。
自転車のように移動手段としても使えて、スケートボードよりも扱いが簡単だそうです。
まずは、スケートボードを始める前にキックボードという考えもあるようですね。
キックボードのフリースタイルが流行
日本ではキックボードを移動手段として使うことが多いですが、中にはトリックを始めるキックボーダーもいます。
これは、フリースタイルスクータリングと呼ばれるスポーツです。
今では、ジャンプやトリックを専用とするキックスクーターも発売され、欧米諸国を中心に人気が広まっているようですね。
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キックボード(キックスクーター)の映像
調べてみるとキックスクーターには、すごくアクロバティックなトリックがたくさんありました。
動画のようにとまではいかなくても、今後は日本のスケートパークでも見かけることが増えてきそうですね。
出典:YouTube
まとめ
東京オリンピックの影響からスケートボードの流行が見られますが、次の流行はキックボードかもしれませんね。
流行は繰り返すと言いますが、ファッションやカルチャーはその時代にあった進化をしながら発展していくようですね。
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