吃音の改善方法

吃音で挨拶や電話が苦手だったけどコツを掴んでストレスが激減した話

吃音:挨拶:電話

こんにちは。ヒロヤ(@asobi_kurashi)です。

吃音で悩む理由の多くに、挨拶と電話があると思います。

これは吃音の二大悩みと言っても過言ではないかもしれませんね。

まれに、「挨拶や電話ができない人間は人として問題がある」と言わんばかりに攻撃してくる人がいます。

多数決をとれば、おそらくそれが正解の答えになるのはわかります。

でも、当人たちの中には、頑張っても上手くいかずに苦しんでる人が大勢います。

「もう笑顔と会釈で十分じゃね?」

こんな風に、僕は社会に対して陰口を叩いていた時期もありました。

ヒロヤ
ヒロヤ
だけど、できるなら解決したい問題ですよね。

吃音だけど挨拶や電話のコツが掴めたら、吃音のストレスから一気に解放されると思いませんか?

今回は、僕が実践している挨拶や電話のコツについてご紹介していきます。

吃音は大きなストレス

吃音:ストレス

吃音で挨拶ができない

初対面の場合、人の第一印象は数秒で決まるという話を聞いたことがありませんか?

特に接客業や営業の方なら、必ず聞いた事がある話でしょうね。

書物やパターンによって、秒数には様々な説があります。

仮に5秒で第一印象が決まるとすれば、吃音者にとってその5秒は、とても不安になる時間ですよね。

普通は、「おはようございます。ヒロムです。」だけで挨拶は終わります。

ところが、もし連発になってしまうと、

ヒロヤ
ヒロヤ
「お、お、お、お、おはようございます。ヒ、ヒ、ヒ、ヒ、ヒロムです。」
話し相手
話し相手
この人、緊張してるけど大丈夫かな?

と、相手の方は思うかもしれません。

もし難発で言葉がでないと、

ヒロヤ
ヒロヤ
「(おっ)・・・・・(おっ)・・・・・」

何も言えずに、5秒が経過する場合もあります。

話し相手
話し相手
この人、挨拶もできないのかな?

と、相手の方は思うかもしれません。

実際は、顔や身体が強張っているので、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれる人がほとんどです。

だけど、これで第一印象が良くなる事は無いですよね。

吃音で電話が苦手

電話の相手は、声から相手の情報を得ます。

滑舌が悪い人や声が小さい人などは、あまりよく無い印象になりますよね。

僕のように難発の人が電話をする場合は、一文字目から言葉が出ない時も多いです。

電話相手
電話相手
「もしもし、○○です。」
ヒロヤ
ヒロヤ
(もっ)・・・・・
電話相手
電話相手
「もしもーし、聞こえてますかー?」
ヒロヤ
ヒロヤ
(もっ)・・・・・

「ブチッ!ツーツーツー」

この「ツーツーツー」の音を聞くと、本当に自分が情けなく感じるんですよね。

初めてする相手への電話なら、いたずら電話だと思われているかもしれません。

自分の番号が相手に登録されているなら、電波障害だと思われているかもしれません。

僕は何度も、「携帯変えた方が良いよ」と言われた事があります。

相手からは、壊れてる携帯を変えない人だと思われていたでしょうね。

いっそ、吃音を標準語に変換してくれるアプリができれば良いんですが。

家電や車に話しかけるスマートな生活の前に、吃音でも家電や車に話しかけれるスムースな会話が欲しいです。

吃音で挨拶のコツは?

吃音:コツ

挨拶は一文字目を省略

基本的に挨拶は、定形文です。

つまり、言葉の言い換えができません。

そこが挨拶の厄介なところでもあり、利用できるところでもあります

吃音は、最初の一文字がスムースに出ない事が多いです。

なので、「おはようございます」なら、「はようございます」というように「お」は省略。

「ありがとうございます」なら、「りがとうございます」というように「あ」は省略。

「お先に失礼します」なら、「先に失礼します」というように「お」は省略。

この方法は実践してる人が多く、みなさん効果は高いようです。

いつも耳にする定型文なら、多少違う言葉でも、聞く側はいつもの定型文だと認識してくれます。

テレビでも、〔違う言葉で挨拶しても気づかれない説〕みたいな企画がありますよね。

僕はそこに気づいてから、挨拶をするストレスが激減しました。

失礼になる可能性は低い

「相手に対して失礼にならないかな?」と不安になる方もいると思います。

一文字目からハッキリ喋るというのは、社会の通説になっていますからね。

ですが、言葉が出ないよりは印象が良よくなるはず。

あとは、笑顔と明るさがあれば、最初の「お」が無くても誰も気にしません。

実際に、僕は先輩や上司から「お」無し挨拶を注意された事は無いです。

もっと言えば、親しい目上の方になら、「ちわっす」(こんにちは)と言う場合もありますよね。

吃音で電話のコツは?

吃音:電話のコツ

吃音者にとって電話は厄介

僕は、対面の会話よりも電話の方が苦労します。

相手が見えないので、こっちが喋ろうとしているけど、言葉が出ない姿を見せられないからです。

吃音で言葉が出なければ、きっと電話相手は無言電話にしか思いませんよね。

もしくは、会話の途中で言葉が出なくなり、「かっ、がっ、うっ、ゔっっかっ」などの声が聞こえてきたら、電波障害に聞こえるでしょう。

僕は電話対応が一番苦手で、今でも少し苦労しているところです。

いつも、症状が出る度に話すリズムを変えるなど、なんとか誤魔化していました。

違う自分を操作する(演じる)

電話で吃音の症状を減らすには、少しトリッキーなコツが必要です。

それは、自分をゲームのキャラクターのように操作するイメージで電話をする事です。

おそらく、この説明だけでは、よくわからないですよね。

以前投稿した、【悲報】大人の吃音は治らない?でも改善方法や話し方のコツはある!の中で、もう一人の自分が自分を操作する吃音の改善方法を紹介しています。

役者になりきって、違う自分を演じながら吃音を克服した言う人もいるので、そういった感覚に似ているかもしれませんね。

僕は「斜め45度作戦(仮)」と呼んでいますが、この方法が僕にとって一番効果的な吃音を改善する方法です。

ヒロヤ
ヒロヤ
コツは、自分や周囲の状況を客観的に見る事。

例えば、他人から自分がどう見えているかを想像するだけでも、自分を客観視するトレーニングになると思います。

斜め45度作戦(仮)のイメージは画像付きで説明しているので、是非こちらの記事も参考にしてみてください。

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まとめ:吃音でも挨拶や電話のコツはある

吃音に限らず、挨拶や電話が苦手な人がいます。

そういう人たちも、話すコツを掴んで苦手を克服したという話は聞きますよね。

ヒロヤ
ヒロヤ
状況は違いますが、吃音にも挨拶や電話のコツはあります!

信頼できる友人や同僚がいれば、吃音の改善が期待できる方法の練習相手になってもらいましょう。

本当に信頼できる友人や同僚なら、何も気にせずに練習相手をしてくれるはずです。

僕もまだ吃音の改善は完璧ではありませんが、昔に比べてストレスは激減しました。

これからも新しい方法を試して、もっともっと吃音の症状を改善していこうと思います。

ヒロヤ
ヒロヤ
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます!

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