こんにちは!ヒロヤ(@asobi_kurashi)です。
学生のうちに、アルバイトをしてみようと考える人は多いですよね。
「欲しい物がある」「友達と一緒に働きたい」「社会勉強」など、理由は色々あると思います。
特に学生さんが多く働いてるイメージがあるのは、カフェや居酒屋といった飲食店でのアルバイトですね。
夏休み期間の大量募集などもあり、接客業は学生が選びやすい仕事かもしれません。
そんな誰もが当たり前にできる接客のアルバイトですが、吃音者は敬遠してしまう人が多いです。
普段から話す事に苦労するんだから、そうなるのは当然ですよね。
だけど、接客業に興味がある吃音者も多いのではないでしょうか?
接客業は見ていて楽しそうだし、「自分もあんな風に働きたい!」と考えたりしますよね。
僕の場合は接客業以外のアルバイトをしていたので、新卒で入社した会社で初めて接客業を経験しました。
当時は苦労する事が多かったですが、なんとか接客業の仕事はできました。
もし、吃音だけど接客業をするか悩んでいるなら、学生のうちに、一度アルバイトで経験するのがオススメです。
今回は、その理由やアルバイトをしながらやるべき吃音との向き合い方についてお話していきます。
吃音でも接客業がしたい!

「接客業がしたい!」と思う方は大勢いると思います。
人と会話しながら働くのは、とても楽しそうに見えますよね。
もちろん、黙々と作業するのが好きな人もいます。
働いてみたい職種や環境は、人それぞれにあるはず。
ところが、吃音症の場合は、話す事に苦手意識を持っている人がほとんどです。
そのため、興味はあるけど接客業に踏みこめず、悩んでる人が多いようですね。
「自分にできる?」「言葉がでなくなったらどうしよう?」「職場の人に笑われない?」
などなど、たくさんの不安を想像してしまいますよね。
全部ではないにしろ、おそらく想像する事のいくつかは実際に起こります。
それでも接客業に興味があるなら、高校生や大学生のうちにアルバイトをするのが良いですね。
無料で会話のスキルが身に付き、友人や知り合いが増え、お金も稼げるなら、すごく良いと思いませんか?
もちろん、働いてる以上は一生懸命考えながら働く事をオススメします。
限られた時間で同じだけ働くなら、少しでも多くの事を学ぶ方がお得ですからね。
接客業でも吃音は治らない
接客業をすれば、「話す事で吃音が治るかもしれない!」と期待している人がいるかもしれません。
はっきり言うと、その可能性は低いです。
吃音は謎が多く、今でも治療法は確立されていません。
吃音が治ったという話より、吃音が改善したという話の方がよく目にします。
飲食店では、お客様との会話、社員との会話、電話での会話、など、会話をする場面が何度もあります。
自分で改善方法を調べて、バイト先で試し続ければ、徐々に話すコツが発見できるかもしれません。
ただし、そこに辿り着くまでには、絶対に苦労や辛い思いはします。
だけど、もし学生のうちに少しでも改善の糸口が見つかれば、それは社会人になってからも役に立つはずです。
吃音でも接客業ができるかを試せる

アルバイトをしながら、自分に接客業ができるかを見極める時間が作れます。
飲食店の学生アルバイトなら、事務的な作業をする事はあまりないと思います。
なので、接客だけに集中できますよね。
僕が学生の時は、「吃音が恥ずかしい」という思いが強かったです。
社会人になってからは、「吃音が苦しい」という思いが強かったです。
どちらも辛い事に代わりないですが、社会人になってからの方が、吃音だとバレたくないという感情が強くなりました。
理由は、「吃音がバレたら会社に居ずらくなる」と思っていたからです。
働いてお金を稼がないと、生活が出来ません。
そうなる前に、学生アルバイトで働く事によって、就職先のシュミレーションができます。
吃音でも、接客業で業務に問題ない程度の会話が出来るなら、会話の少ない職種から多い職種まで、選べる仕事の数は増えますよね。
逆に自分は接客業が難しいということがわかれば、進むべき道を早急に決める事も出来ます。
その時は悔しさや不甲斐無さを感じるかもしれません。
吃音でも接客業ができるかについては、吃音でも接客業の仕事はできる!経験者が感じた難しさと努力の必要性で紹介しています。
興味のある方は、是非こちらの記事もご覧ください。

アルバイトのミスで会社は潰れない
アルバイトのミスで、会社が大損害を起こす事は少ないです。
例えば、飲食店のミスなら注文の取り間違え。
できればミスはしない方が良いですが、ほとんどは注意されて終わりです。
アルバイトのミスが大きな問題に発展するなら、それは会社側に責任があると言われるでしょうね。
バイトテロはやってはいけない行為であって、仕事中にしてしまったミスとは違いますよね。
なので、言葉が出なくてスムースな接客が出来なくても、会社が潰れるほどの損失はありません。
もし、吃音の心配があるなら、面接の段階で伝えておくのが良いですね。
吃音が絶対に駄目という会社なら、面接で落としてくれます。
面接に受かれば、その会社は吃音が問題ないという認識で働けます。
それでも、なるべく吃音の症状を抑える対策をして働く方が、周りからも認めて貰いやすいと思います。
吃音を面接で伝えた方が良い理由については、就職活動の面接でどもる!吃音はカミングアウトする?いつ言うべき?でも紹介しています。
興味のある方は、是非こちらの記事もご覧ください。

まとめ:接客業は吃音改善の練習になる

吃音で上手く話せなくても、もし接客業に興味があるなら面接を受けてみるべきです。
人によっては、心が傷つく言葉を言われる可能性もあります。
仮に何度も面接に失敗して接客のアルバイトが出来なければ、接客業で働ける可能性は少ないという事がわかります。
吃音は試行錯誤して症状が軽くなっても、必ずどこかのタイミングで症状が出ます。
だとすれば、学生のうちに自分が出来る仕事を見極める事で、スムースに社会人のスタートがきれると思います。
そういった事をふまえて、アルバイトで接客業に挑戦してみてはいかがですか?
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