こんにちは。ヒロヤ(@asobi_kurashi)です。
僕は幼少期から吃音症で、記憶している限りでは、5歳の時から吃音があります。
まだ謎の多い吃音症は、多くの人が悩み苦しんでいる障害ですよね。
僕が吃音という名前を知ったのは、2011年の頃で、当時は今よりも吃音の情報は少なかったです。
でも、自分の症状に名前があると知り、同じように悩んでる人たちがいる事に安心したんですよね。
そこで、長年にわたって吃音と向き合ってきた僕の経験や改善方法を、このブログで伝えていこうと思いました。
少しでも多くの人たちと共有し、吃音の悩みを解決するヒントになればと願っています。
この記事のもくじ
吃音は言葉が出ないのが辛い?

この記事を読んでいるという事は、ほとんどの方が吃音、もしくは吃音のお子さんを持つ親御さんだと思います。
当事者にとっては、「話す」という普通の行為が、本当に辛いと感じる事は多いですよね。
まず、吃音には、幼少期に発症する「発達性吃音」と、大人になってからでも発症する「獲得性吃音」があります。
当ブログ『あそびくらし』の吃音に関する記事は、僕の体験談が中心なので、吃音=発達性吃音としています。
僕は思春期だった中学生や高校生の時に、国語の朗読が大嫌いになりました。
おそらく吃音の方なら、全員が共通して納得する苦手な時間のはずです。
同級生からは、他の生徒たちとは違う話し方をからかわれ、
と悩みませんでしたか?
吃音はスムースに話が出来ないことより、「その話し方を相手がどう思っているのか」が一番の辛さだと思います。
幼少期に治った吃音が数年後に再発
僕は現在30代で、初めて吃音に対する悩みを持ってから20年以上経ちます。
実は小学校入学前から「言葉の教室」に通い、小学校2年生の1学期には症状が無くなりました。
そうなんです。吃音は幼少期に治ったと思っても再発する場合があるんです。
その時から、幼少期には感じ無かった言葉を上手く出せない事の辛さを経験する事になります。
難発に悩みを持った中学高校時代

僕は軽度の難発なので、調子が良い日は全く問題なく、逆に不調の日には教科書がまともに読めませんでした。
中学と高校の時は、吃音をごまかすのに必死になる日々。
授業中に教科書を読む言葉が止まると、先生や周りの生徒は、漢字の読み方や続きの場所を教えてくれます。
だけどね、読み方も読む場所もわかるんです。
言葉を発さない僕の異様な雰囲気に教室はザワザワ。
何とか身体に力を入れて言葉を発し、やっとの思いで読み終わる頃には疲労困憊になっていました。
☟関連記事【吃音の種類】

吃音を気にしない友人たちに救われた
辛く惨めな思いをする事も多かった学生時代ですが、吃音を気にしない友人たちの存在に救われました。
1人ご紹介させて貰うと、小学校から高校まで同じ学校だった幼馴染のY君。
イタズラっ子で人懐っこい彼は、性別・年齢・立場を関係なく誰からも好かれるタイプでした。
人の特徴や個性をモノマネするのが大好きだった彼は、僕の人生で一番最初に僕の吃音を真似した人物です。
他の同級生たちが「それ真似して良いの?」という空気の中で、彼は堂々と「ヒロヤはこういう人間だから」と言いきりました。
僕と彼には信頼関係があったからこその言葉ではありますが、その言葉を聞いた僕は「そうか。これも僕の一部なんだ」という事に気づいたんですよね。
国語の授業で僕の言葉が詰まると、いつも僕の代わりに読み始めて先生に注意されていたY君の姿は僕にとっての良い思い出です。
どうか吃音で悩んでる仲の良い友人が周りにいたら、「吃音は悪い事ではない」と伝えてみてください。
吃音に悩むあなたの大事な友人は、その言葉に救われるかもしれません。
☟関連記事【吃音と友人関係】

吃音でも接客業はできる?

結論から言えば、僕の場合は接客業もできました。
大学を卒業してから新卒で入社した会社で、僕は販売の仕事に従事。
前述した通りに軽度の難発なので、調子の悪い日に苦労はしたけど、トラブルが起きた事は無かったです。
新人が率先して電話に出るという方針だったので、いつもなるべく間に合わないフリ。
これってきっと、吃音あるあるですよね。
どうしても出ないといけない時は、言葉が詰まりながら対応していました。
「おはようございます」と「ありがとうざいました」が言えない時も辛かったですね。
吃音で接客業を選ぶと必ず苦労すると思いますが、それでもなんとか働ける可能性はあると思います。
☟関連記事【吃音をカミングアウトした話】

吃音の僕が体験記をブログで書く理由
僕は吃音と長く付き合っていくうちに、自分なりの改善方法を身につけていきました。
これから書いていく記事では、その改善方法も紹介していきます。
あくまでも僕個人の症状が緩和した方法なので、他の吃音の症状に有効かは正直わかりません。
ですが、同じく辛い思いをしている人が少しでも役立つような情報になればと考え、ブログで発信してみようと思いました!
そしてもう一つ、有益な情報を伝えるためには、有益な情報を集める必要があります。
それは、結果的に自分の吃音改善の為にもなるはず。
吃音で悩みを持つ人が、1人でも少なくなるような記事を書く事が今後の目標です。
まとめ:インターネットで吃音が認知されてきた
僕はインターネットで簡単に情報を調べられるようになってから、「吃音」という名前を知りました。
今でも、完璧な改善方法が無いのが吃音の現状です。
ネットの情報を試して変化の無いものあれば、試して良かったものもありました。
僕と同じ方法で、吃音に悩むみなさんの症状が回復に向かうかどうかの保証は出来ません。
でも、試す価値はあると思います!
僕が調べた事や自分で試行錯誤した吃音改善の情報が、どこかで吃音に悩む誰かの役に立てれば幸いです。
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