こんにちは。ヒロヤ(@asobi_kurashi)です。
先日、だいぶ久しぶりに盛大に吃って、周囲が心配の眼差しでこちらを見ていました。
あまりにも見事な吃りっぷりだったので、あとで思い出し笑いしてしまうほどでしたw
さて、吃音の原因については、様々な意見や見解があります。
ネットで検索するれば、改善方法やセミナーの情報などをたくさん目にしますよね。
色々な事を試して、良かった事、変わらなかった事、みなさんにもあったと思います。
僕が吃音という名前を知ったのは大人になってからで、改善方法などは自分で試行錯誤していました。
その中で、僕の吃音は疲れが溜まっている時、特に睡眠不足の日は症状が重くなるかもしれないという事に気がついたんです。
そこで今回は、意識して睡眠を取るようになったら、吃音の症状が驚くほど改善した話についてご紹介していきます。
この記事のもくじ
吃音の原因と睡眠不足について
いきなり話の腰を折りますが、吃音と睡眠に関する情報は見つける事ができませんでした。
一度だけ、「睡眠不足の日は吃音が出る気がする」という意見を、ネット上で見た事があります。
今回の吃音と睡眠不足についての話は、あくまでも個人レベルで改善した話です。
僕の吃音が特に酷かったのは、大学3年生から社会人3年目までの5年間です。
学生時代は、学校、アルバイト、就活、友人と朝まで遊ぶ睡眠不足な生活。
社会人になってからは、残業、残業、残業で睡眠不足な生活。
20代半ばまでは、睡眠時間が少なくても動けたんですよね。
社会人になってからは、日に日に吃音の症状が悪化していく時期があったんです。
当時は、「吃音」という名前も知らなかったし、改善方法よりも吃りがバレないようにする事に必死でした。
転職先での入院が吃音改善の転機に

吃音が不安だった新入社員
新卒で入社した会社では、接客販売をしていました。
サービス残業が多く、月に数日は睡眠不足になる日も。
「おはようございます」が言えない。
「ありがとうございます」が言えない。
「お先に失礼します」が言えない。
ただ、売上だけは同期の中で一番良く、先輩や上司からの期待は伝わってきました。
周囲の期待と吃音の不安が相まって、肉体的にも精神的にも擦り減らし、1年を過ぎた頃には転職を決意。
接客販売よりも、喋る機会が少ない仕事を選びました。
入院生活が吃音の転機に
転職した会社は、車での移動時間や拘束される就業時間が長く、寝不足はさらに増えました。
前の会社より喋る回数は減ったので、あまり吃音のストレスを感じずに過ごせたのは良かったですね。
ところが、ある日、病気を患ってしまったんです。
お尻の病気でしたが、中でも別格の激痛と入院日数が必要な、痔ろうという病気でした。
簡易処置、手術、3週間の入院を含め、辛かった1ヶ月の闘病生活。
二度とあんな辛い思いはしたくないと心に決め、ガムシャラに働くのはやめて、徹底した健康管理に努めました。
それでも、手術前と同じ感覚で動けるようになるまでに、およそ1年の時間が必要でしたね。
その間は、「疲れないように働く」、「しっかり食事を取る」、「睡眠不足にならない」を中心とした生活。
「疲れないように働く」と「睡眠不足にならない」は、ほとんど同じ内容です。
顔色が良くなり、体重も増えて、見た目も健康的になりました。
そして…
術後1年が経過した頃に、友人から言われた一言です。
身体の体調を整える事で頭がいっぱいだったのか、吃音の事は気にしていなかったかも…
最初は「吃音を気にしなければ症状が出ない?」とも考えましたが、友人の前で吃音を気にした事はありません。
そこで、もしかすると睡眠不足の時は吃音の症状が悪化するかもしれないと考えるようになったんです。
吃音と睡眠不足の関係を考察してみた

睡眠不足の解消で吃音が激減
術後から1年が経過した頃には、すっかり体力も回復。
万全に体調が整うと、性懲りも無く仕事で多少は無理をするようになりました。
当然の事ながら、睡眠不足になる日は増加。
ただし、まれに睡眠不足の日があったとしても、以前より吃音の症状が減っていたのでハッキリとわかりました。
僕の吃音は、睡眠不足の時に症状が出やすい!
睡眠不足といっても、3時間睡眠の場合もあれば、5時間や6時間睡眠の場合もあります。
6時間寝れば十分という人もいますが、僕の吃音対策には不十分な時間です。
仮に3時間睡眠だった場合は、かなりの頻度で朝から吃り、出しづらい言葉も増えます。
6時間睡眠の場合は、午後4時すぎくらいから吃りやすくなる事が多いです。
目安としては、退勤前の疲れが溜まる時間帯ですね。
もし、7時間以上の睡眠で疲れも抜けている日なら、吃る回数は少ないです。
ゼロでは無いですが、言葉の言い換えなどもスムースにできるので、吃音の症状は特に気にならなくなりました。
☟関連記事【吃音の改善方法】

吃音改善のために睡眠活動
睡眠は寝る量も大切ですが、同じく質も大切です。
10代の頃は半日寝ることもできましたが、30代に入ってからは、休日でも8時間以内に目が覚めるようになりました。
寝る事が大切ならと思って、僕は睡眠の室を高めるようにしています。
実は幼少期の頃から寝るのが苦手で、ベッドに入ってから寝付くまでに1時間は必要でした。
とにかく、音や外の光が気になって、睡眠の導入までが苦手だったんですよね。
あとは、何度もトイレに目が覚めていたので、睡眠自体も浅かったのかもしれません。
「ぐっすり寝たい。」と決めてからは、より快適な睡眠を求め、閑静な住宅街のアパートに引っ越し。
寝る1時間前からは、なるべく水分を取らない。
意識高い系OLばりに、寝る前からアロマを炊く。
枕を変える。軽い布団(羽毛布団)に変える。
などなど、寝室を少しずつアップデート。
結果、睡眠までの導入時間が短くなり、トイレに目が覚める事も無くなりました。
僕は睡眠不足の解消を意識してから、確実に吃音の症状が減りました。
それでも寝不足の日はあるので、10分の昼寝をするなど、できる範囲で睡眠はしています。
まとめ:睡眠不足の解消が吃音の改善になるかも
睡眠不足の解消は、ブラック企業に勤めていない限り、意識すれば誰でもできるはず。
僕には吃音改善の効果があったので、他の吃音者にも効果があるかもしれません。
寝不足が続いてる吃音症の人には、是非試して貰いたいですね。
まずは、簡単にできる自分なりの快適な睡眠方法で良いと思います。
しっかりと睡眠を取って、心身ともに健康な身体を目指しましょう。
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