こんにちは。ヒロヤ(@asobi_kurashi)です。
吃音と言っても、その症状や悩みは人によって様々だと思います。
まずは、自分がどの種類に当てはまるのかを知るだけで、今後の対応に繋がるはず。
今回は、3種類ある吃音の症状と違いについて、簡単な例え話を用いて分かりやすく説明していきます。
この記事のもくじ
自分の吃音はどんな症状?
吃音には苦手な言葉がある
「自分は吃音のどんな症状か」について考えた事はありますか?
僕は、中学生の時に言葉が上手く出せない事だけに苦しみ、漠然と「言葉が出ない時がある」としか考えていませんでした。
高校、大学と年齢を重ねるにつれて、「こんな時に言葉が出しづらい」や「この言葉が言いづらい」など、徐々にわかるようになりました。
おそらく吃音に悩む人のほとんどが、僕と同じように自分の苦手な言葉やパターンを研究していると思います。
まだ自分の不得意な言葉やパターンがわからない人は、吃音にも種類がある事を知っておくと、今後の参考になるかもしれません。
吃音は症状に差がある
吃音は、人によって症状に差があります。
会話の度に症状が出る人もいれば、前触れも無く、急に症状が出る人もいます。
今現在の僕は、たまに症状が出やすい時があるだけで、大抵の日は特に問題は無いです。
ですが、いつ吃音が出るかわからないという恐怖が付きまとっていた時期もありました。
吃音の症状は人によって様々という事も、頭に入れておいた方が良いですね。
吃音は3種類ある
多くの人たちを悩ませる吃音ですが、その種類は3つあります。
それぞれが「連発」「伸発」「難発」と呼ばれ、症状もかなり違います。
漢字を見ただけで、自分はこれかもしれないと思いませんでしたか?
この3パターンの特徴を知ってから、僕は自分の吃音と付き合いやすくなりました。
それでは、吃音3種類の違いについて見ていきますね。
吃音3種類の違いは?
連発の症状や特徴は?
連発は、連声型や連続型とも呼ばれ、言葉のある文字を連続して発生する症状です。
例えば、「ありがとうございました」の場合では、
となります。
一つ注意が必要なのは、必ずしも最初の音が連続するわけではありません。
その人や日によって「ありがとう、ご、ごご、ご、ございました」など、様々なパターンがあるのが特徴です。
伸発の症状や特徴は?
連発は、言葉の文字の音を引き伸ばして発生する症状です。
例えば、「ありがとうございました」の場合では、
となります。
伸発の場合は、最初の音を伸ばす事がほとんどだと思います。
症状が重い人なら、「あーーりがとうーーーございまーーーす」のようになる人もいるかもしれませんね。
難発の症状や特徴は?
難発は、無声型、無音型とも呼ばれ、言葉の最初の文字が発生できない症状です。
例えば、「ありがとうございました」の場合では、
となります。
僕は軽度の難発で、「ありがとう」や「おはよう」を言えない事が何度もありました。
頭から言葉が飛んだわけではなく、文字も書けるのに最初の言葉だけが出ないのが特徴です。
吃音の複合型

吃音は前述した3種類がありますが、そのうちの2つや3つ全てが合わさる複合型もあります。
僕は基本的に難発ですが、体調によっては、連発と伸発の症状が出る時もありました。
この記事を読まれている方の中にも、複合型の症状に悩む方は大勢いると思います。
僕には、複合型の苦しみを100%理解する事はできませんが、苦労するだろうという想像はできます。
今、吃音について調べている人は、自分やお子さんの症状がどの種類に当てはまるのかを考えてみてください。
そして、その種類について詳しく調べれば、いつか症状が緩和する糸口にたどり着く可能性が高くなるはずです。
まとめ:吃音の種類や症状を知る事が大切
◆吃音は3種類、それぞれが「連発」「伸発」「難発」と呼ばれている
◆「連発」は繰り返す、「伸発」は伸ばす、「難発」は出ない
◆吃音は症状が複合する場合もある
◆自分やお子さんの症状を知る事が悩み解決の可能性に繋がる
吃音で悩んでいるのは、あなただけではない事も忘れないでくださいね。
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