観光地に行く前の事前情報で、「すごく良かった!」という情報を耳にする事はよくありますよね。
ところが実際は、「意外とそうでもなかった。」という経験をしたことがある人も多いと思います。
ニュージーランドの人気観光地であるミルフォード・サウンドにも、「すごく良かった!」という情報ばかりが溢れています。
ただし、ミルフォード・サウンドは前評判以上の圧倒的な景色や野生動物に出会うことができたので、今回はミルフォード・サウンドについてご紹介させていただきます!
この記事のもくじ
ミルフォード・サウンドについて
ミルフォード・サウンドはフィヨルド
ミルフォード・サウンド(Milford Sound)は、ニュージーランド南島の南西部に位置するフィヨルド国立公園にあるフィヨルドです。
フィヨルドは氷河によって削られてできた深い谷で、海面の上昇によって現在のように一部が海に沈んで形成された地形です。
管理人がミルフォード・サウンドに訪れた日の早朝は海面が穏やかで、静けさの中に巨大な鏡が置いてあるような美しさでした。
ミルフォード・サウンドの特徴
ミルフォード・サウンドは、全長16km、平均深度330m、最大幅2km。年間約7000mmの降水量があり、1年の3分の2が雨というのが最大の特徴のようです。
ミルフォード・サウンドには、いくつもの滝があり、中には落差が1000mを超えるものもあります。
ミルフォード・サウンドは世界自然遺産の一部でもあり、美しい自然を求めて毎日のように世界中から何千人もの観光客が訪れるそうです。
ミルフォード・サウンドは原住民のマオリ語でピオピオタヒと呼ばれ、「1羽のツグミ」を意味するそうです。
ピオピオタヒの呼び名は、とても可愛い名前ですよね。
ミルフォード・サウンドまでの道のり
ミルフォード・サウンドまでの道のりは、最寄りの町であるテ・アナウから一本道を車で約2時間。
テ・アナウの町を出ると、すぐにフィヨルド国立公園内に入るので、ミルフォード・サウンドまでの道のりだけでも絶景が楽しめます。
ミルフォード・サウンドまでの道路はかなり険しい道なので、運転に自信のない方は、テ・アナウからのツアーバスも出ています。
ミルフォード・サウンドのクルージング船
ミルフォード・サウンドのクルージング会社
ミルフォード・サウンドでは、フィヨルドクルーズが最も人気の観光です。
数社のクルージング会社がありますが、管理人はjucyという会社のクルージングツアーに参加しました。
jucyを選んだ理由は、値段が一番安かったからです。
実はjucyという会社はGoogleが運営していて、アメリカとオーストラリアでもレンタカーやホテル事業などを展開。
ニュージーランドでもjucyのレンタカーはよく見かける事があり、バックパッカー(宿泊施設)もあります。
クルージングツアーの値段と時間
ミルフォード・サウンドのビジターセンターには、各ツアー会社の受付があります。
もちろん、ビジターセンターでも受付可能ですが、事前にインターネットで予約を申し込んだ方がスムースかもしれませんね。
時期や時間帯によってクルージングツアーの値段や所用時間は変わります。
jucyの場合は値段が45〜79NZドルで、所要時間が1時間半〜1時間45分。(*2017年時点)
今回は、最安値だった朝一からのツアーを選びました。
- 夏(10月1日〜4月30日)は、9:15分からのツアーが45NZドル(約3600円)
- 冬(5月1日〜9月30日)は、9:45分からのツアーが55NZドル(約4400円)
- どちらも1時間半のクルーズ
- 5〜15歳までは、一律15NZドル(約1200円)
- 4歳以下は無料
- 日本円換算はレートで変化
*上記は2017年時点の情報です。
人気観光地のため、100NZドル位はすると思っていましたが、意外にも値段はお手頃でした。
*追記:2020年現在は、ツアーの時間帯と値段が変わっています。
最新の情報はjucyのホームページからご確認ください。
クルージングツアーについて
ミルフォード・サウンドは圧巻の景色
この日は晴天というミルフォードサウンドにしては珍しい天気でしたが、スタート直後から絶景の連続で海面はとても穏やかでした。
操縦士さんの話では、雨の日は滝の水量が多くなるので迫力も増すそうです。
滝の近くまで船を近づけてくれるので、水しぶきを浴びることができます。
下記の画像は別のクルーズ船ですが、虹も出ていて本当に綺麗でした。
ミルフォード・サウンドの野生動物
独特な生態系を持っているミルフォード・サウンドは、野生動物も豊富に生息しています。
この日はイルカが登場し、しばらく船と一緒に泳いでくれました。
スタッフの方も「今日はラッキーだね」と言っていたので、イルカは珍しいようですね。
圧巻だった野生動物は、船の上から間近で見られる大量のオットセイ。
オットセイは、ほぼ毎日見られるようです。
画像に写る岩の周辺にも、20頭以上のオットセイがくつろいでいた実に愛くるしい場所でした。
みんな人に慣れているのか、カメラ目線をくれることも。
他には、泳いでいるペンギンや海鳥が見ることもでき、野生動物たちの楽園に心を奪われました。
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まとめ
晴れの日はもちろん、雨の日もお勧めできるミルフォード・サウンドですが、天気に関係なく楽しめる観光地は珍しいですよね。
長い時間をかけて自然が作り出した壮大な景色が堪能できる素晴らしい体験は、訪れたあなたの人生を豊かにしてくれそうですね。
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