アメリカ西海岸にある『レッドウッド国立公園』には、街中にある高層ビルのように高くそびえ立つ木々の森があります。
現在の地球上で、高さが100mにもなるレッドウッドが自生する唯一の場所です。
つまり、地球上で最も背の高い生物が生きている森ということにもなりますよね。
今回は、そんな神秘的な巨木の森がある『レッドウッド国立公園』の場所やお勧めの行き方、世界一高い木についてご紹介していきます。
この記事のもくじ
レッドウッド国立公園の場所は?
レッドウッド国立公園は、アメリカ西海岸カリフォルニア州の北に位置し、オレゴン州との州境にあります。
国立公園と並行してカリフォルニア州の州立公園でもあるので、レッドウッド国立・州立公園とも呼ばれています。
1980年には世界自然遺産にも登録され、カリフォルニア州を代表する観光地になっているんですよね。
レッドウッド国立公園の行き方は飛行機がお勧め
レッドウッド国立公園の周囲に大きな都市はなく、カリフォルニア州のサンフランシスコから車でおよそ8時間の移動時間がかかります。
レッドウッド国立公園近郊のクレセント・シティには、国内線を利用できる飛行場があります。
サンフランシスコからレンタカーを利用するよりも、飛行機を利用した方が時間の節約になるでしょう。
レッドウッド国立公園までのアクセスは大変かもしれませんが、世界で最も高い木の森は、訪れる価値が十分にある場所だと思います。
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「レッドウッド」はセコイアという木の種類
レッドウッド国立公園の名前になっている「レッドウッド」はセコイアいう木の種類で、世界で一番高く育つ木です。
レッドウッドの森は、高さ100mほどの巨木が立ち並ぶ神秘的な場所として人気があります。
ビルの30階に相当する巨木は、幹周りが20m以上で、中には樹齢2000年以上の木も存在するとか。
森を歩けば、まるで小人になったような気分を体験できそうですよね。
レッドウッド国立公園は地球上で唯一の場所
遠い昔は、日本を含む北半球に広く分布していたレッドウッドですが、現在はカリフォルニア北部の海岸線にしか自生していません。
耐久性に優れ、加工しやすい良質な木材として、レッドウッド国立公園のレッドウッドは19世紀半ばに大量に伐採されました。
現在、公園内の森は伐採が始まる前の20分の1の広さしかないそうです。
同時に、レッドウッド国立公園の森は世界で唯一のレッドウッドが自生する森です。
人間が生活するためにレッドウッドの大量に伐採は仕方のないことだった思いますが、自然保護のためにも国立公園になって本当に良かったですよね。
レッドウッド国立公園は世界一高い木がある
地球上で確認されている現時点の「世界で最も高い木」のトップ6がレッドウッド国立・州立公園内にあります。
トップ6の内、トップ3は2006年に連続で見つかりました。
1位の高さは115.61m、樹齢は600〜800年と推定されています。
世界で一番高い木は、“ハイペリオン”というギリシャ神話に登場する神の名前で呼ばれ、「高みを行く者」の意味があるようです。
ハイペリオンの推定樹齢はまだ若いので、今後さらに成長する可能性もありそうですよね。
ハイペリオンの場所は非公開
地球上で一番高い木として認識されているハイペリオンですが、観光客が木の生命を乱す恐れがあることから、ハイペリオンの正確な位置は一般公開されていません。
ハイペリオンを見てみたい人は多いと思いますが、ひっそり生きる木々のためには素晴らしいアイディアですよね。
ちなみに、ハイペリオンの正確な計測に訪れた大学の研究チームは、最適な方法としてテープメジャーを上から垂らして計測したようですが、頂上まで登るのには数時間の時間が掛かったそうです。
計測中に怖さはあったと思いますが、ハイペリオンの頂上から見た景色は絶景だったでしょうね。
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まとめ
レッドウッド国立公園の夏は霧が多く、冬は雨が多いらしいので、観光の時期は6月頃が適しているようです。
長寿で世界一高い生き物に出会う事が出来るレッドウッド国立公園の旅は、奥深い感動が待っていそうですね。
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