スポーツやレジャーとしての面白さだけでなく、美しい景色を楽しむのもウインタースポーツの醍醐味ですよね。
世界有数のスキーリゾートとして知られるウイスラーやロッキー山脈など、自然が多く残るカナダには息をのむほどの絶景が存在しています。
そんなカナダにある田舎町、レベルストークのスキー場から見る壮大な雲海や迫力のある景色は神々しさも感じるほどでした。
今回は、スキーも景色も楽しめるレベルストークスキー場の見所や行き方についてご紹介していきます。
この記事のもくじ
レベルストークスキー場
レベルストーク・マウンテン・リゾートは、2007年12月に営業が始まったばかりの比較的新しいスキー場です。
20年以上かけてスキーリゾート地の開発をしていく予定だったそうですが、2008年のリーマンショックの影響で計画は大幅に遅れたそうです。
リフトの頂上(2225m)からスキーセンターがあるベース(512m)までの1713mは、北米のスキーリゾートでナンバー1の標高差。
レベルストークはカナダ国内の中でも豪雪地帯として知られ、年間の降雪量はおよそ10mにもなります。
森林限界の山岳地帯から麓の森の中までバラエティー豊かなコースは、全体の90%以上が中・上級者向けで、ヘリスキーやキャットツアーもあります。
そしてなにより、スキーやスノーボードの最中には息をのむような広大で美しい景色に出会う事ができるのも魅力です。
レベルストークの場所
レベルストークは、日本のおよそ26倍という巨大な面積を持つカナダの西部にあるブリティッシュ・コロンビア州にあります。
カナダ西部の玄関口であるバンクーバー国際空港からは、東におよそ580km、大きな峠を越えて車やバスで約7時間。
ロッキー山脈観光に便利なカルガリー国際空港からなら、西におよそ410km、冬道の難所として知られる険しいロジャースパスを越えて車やバス約5時間。
バンクーバー国際空港やカルガリー国際空港から国内線で、レベルストーク近郊のケローナ空港を利用すれば車やバスで約2時間半で行けますが、ウィスラーやレイクルイーズなどに比べるとアクセスしづらい場所ではあると思います。
レベルストークの雲海がすごい
真冬のレベルストークでは午前中に雲海になる日が多く、頂上リフトからはどこまでも広がる雲海を見る事ができます。
滑り始めると、まるで雲の上を滑っているような感覚になるかもしれませんね。
もし頂上まで行かなくても、2つめのゴンドラ降り場には軽食が食べれるテラスもあるので、景色だけ見に来る観光客もいます。
標高差のあるレベルストークでは、パラグライダーを楽しむ人の姿も。
実際に目の前で広大な雲の上を飛んでいる姿は、その場で起きている現実とは思えない光景です。
レベルストークの晴天が爽快
晴れていれば、スキー場からは眼下にレベルストークの町がはっきり見えます。
山々に囲まれた人口約7000人のとても静かで小さな町には、フレンドリーな人たちばかりが暮らしています。
レベルストークスキー場のコース内は、思わず立ち止まってしまうような絶景ばかり。
奥行きのある景色は爽快ですよね。
もし山頂ゲートが開いていれば、頂上リフトからスキー場エリア内のサブピーク(2340m)まで、およそ20分で登る事ができます。
画像左にあるMt.マッケンジー(2456m)は、とても美しく迫力がありました。
レベルストークはバックカントリーも素晴らしい
バックカントリーの経験がある方には、Mt.マッケンジーのピークまで行くのもおすすめです。
Mt.マッケンジーのピークまでは、サブピークからおよそ1時間で登る事ができます。
ちなみに、画像の中央(サブピーク)より右側の斜面もスキー場内のコースです。
本当にスケールが大きいスキー場ですよね!
スキー場の裏側には2000〜3000m級の山々が並び、「どこまでも無限に広がっているのでは?」と錯覚するほどの神々しい景色を望めます。
レベルストークの動画
レベルストークスキー場の、2017/2018シーズンのオープン日の動画です。
壮大な自然の中で、みんな嬉しそうな表情ですね。
出典:youtube
まとめ
日本の自然には繊細な美しさがあると思いますが、カナダのように大きな自然には圧倒されるばかりです。
自然を相手にすると人間の小さを感じますが、同時に大きな自然の中でも生きていられるという人間の強さも感じられますよね。
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