数分間もの長い時間、息を止めて海の中を潜り続けるというフリーダイビング。
海は深く潜れば潜るほど、神秘的で美しい光景が広がっているそうです。
想像しただけでも息が苦しくなりますが、そんな極限の世界に魅了された人たちがいるようですね。
今回は、日本のフリーダイビング第一人者として知られる篠宮龍三さんの経歴や年収と日本記録、引退理由についても調べてみました。
篠宮龍三のプロフィール
名前読み:しのみや りゅうぞう
生まれ:1976年
出身地:埼玉県
職業:フリーダイバー
出典:Instagram
篠宮龍三のフリーダイビング経歴
篠宮龍三さんがフリーダイビングを始めたのは、大学時代に先輩からのすすめで見た『グラン・ブルー』という映画がきっかけでした。
酸素タンクを使わずに、水深100m以上もの海中に潜るフリーダイビングというスポーツに衝撃を受けたそうです。
2004年には、大学卒業後から5年間勤めていた会社を辞めてフリーダイビングのプロに転向。
2008年には、フリーダイビングでアジア人初の水深100mの記録を達成しました。
プロの水中カメラマンが酸素タンクを使ったとしても、水深50mまで潜るのは大変な事のようです。
酸素タンク無しで水深100mという記録が、どれほど偉大な記録なのかがわかりますよね。
篠宮龍三は日本記録を樹立
篠宮龍三さんは、海中に垂らされたロープに沿って一直線に潜った距離を競う「コンスタント・ウエイト・ウィズフィン」という競技をしていました。
2010年には、115mという日本記録、およびアジア記録を樹立。
とても深い海中まで潜ることができる篠宮龍三さんですが、静止状態なら水の中で8分以上も息を止めていられるそうです。
水中では脳に余分な酸素を使わせないために、なるべく無心になるようですが、8分以上も息を止めていられるのは超人技ですよね。
篠宮龍三の記録のすごさを比較
篠宮龍三さんが日本記録を達成した当時、フリーダイビングで水深115mまで到達したダイバーは世界に8人だけ。
世界記録は、さらに13mも深い水深128mです。
篠宮龍三さんが日本記録を達成した水深115mは、水圧が地上の11倍という過酷な環境だそうです。
同じく過酷な環境の例にあげられるエベレストの登頂に成功した人類は、およそ4000人。
月面に立ったと言われる宇宙飛行士でさえ12人います。
月面に立った宇宙飛行士の人数よりも、フリーダイビングで水深115mまで到達した人数の方が少ないのは驚きですよね。
篠宮龍三の引退理由
篠宮龍三さんは、2016年に18年間のフリーダイビング選手生活を引退しました。
篠宮龍三さんの中では、記録を更新し続けて世界で活躍することをプロとして考えていたそうです。
自らが年を重ねるごとにパフォーマンスと結果が低下していくことを感じ、これ以上の記録や結果が見込めないとの思いから引退を決意したようですね。
アスリートにとって引退はつきものですが、篠宮龍三さんが日本のフリーダイビングに残した功績は大きいですよね。
篠宮龍三の年収は?
フリーダイビング選手を引退した篠宮龍三さんですが、年収はどうなっているのでしょうか?
一般的なダイバーの年収は、200〜400万円くらいが普通のようです。
篠宮龍三さんの正確な年収はわかりませんが、スポンサーや著書の出版にメディア出演もしているので、現役の時には500万円以上の年収はあったと思います。
そして、以前から沖縄でスクールを開講しているので、今でも安定した年収は確保できているでしょうね。
人気テレビ番組の『クレイジージャーニー』にも出演した日本を代表する有名フリーダイバーなので、篠宮龍三さんのスクールは人気がありそうですよね。
まとめ
篠宮龍三さんは、水深100mを超えた世界を「地球上の蒼を全部集めて凝縮したような蒼」と表現していました。
きっと美しくて神秘的な世界だと思いますが、これからは講師として多くの人たちを蒼の世界に送り出してくれるかもしれませんね。
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