中国の風景名勝区に指定されている『嵊泗列島(じょうしれっとう)』には、緑にのみこまれた美しい廃村があります。
現在は人が住んでいない廃村ですが、あまりにも神秘的な廃村の画像がSNSで拡散され、観光地になっていったようです。
まるでジブリ映画の世界に入り込んだと錯覚してしまいそうなほど、自然の力を感じる緑の廃村。
そんな「中国で最も美しい」とも言われる無人の村は、いったいどのような場所なのでしょうか。
中国の嵊泗列島とは?
中国にある嵊泗列島(じょうしれっとう)は、中国の東側に位置する東シナ海にあります。
嵊泗列島には多くの小さな島が点在し、およそ400島もの島で構成されているそうです。
もちろん人々が暮らす島もあり、漁業や観光業を中心に生活を営んでいるようですね。
嵊泗列島の廃村が話題に
嵊泗列島にある島の1つには、無人化して廃村になった漁村の風景が話題になっている島があります。
かつては漁業で栄えたという村が自然に包み込まれて緑に変化していく光景は、まるでジブリ映画のような世界観。
人工物が自然に飲み込まれる姿は、少し寂しくて怖いという感覚も覚えますが、寂しや怖さ以上に人々を惹きつける魅力もありますよね。
力強くて神秘的な自然の再生能力は、本当に驚かされるばかりですね。
出典:Instagram
嵊泗列島の枸杞島にある廃村
ジブリファンや廃墟好きには魅力的だと思われる緑に飲み込まれた廃村。
廃村になった村の名前は、嵊泗列島の枸杞島(ゴウチダオ)にあった后头湾村という村です。
中国の急激な経済発展の影響で無人化した后头湾村でしたが、枸杞島は以前からビーチや海産物が人気の観光地でもあったようです。
后头湾村は廃村になってしまいましたが、今でも枸杞島には観光業に従事している人々が暮らしています。
枸杞島の廃村が観光地になった理由
どこにでもある廃村として、以前はまったく注目されることのなかった后头湾村が話題になったのには理由がありました。
廃村が突如として人気観光地になったのは、写真家がSNSに投稿した画像が一気に世界中に広まったことがきっかけだったようです。
近年は、インターネットから有名になる観光地がとても多いですよね。
緑に飲み込まれた美しい廃村を目当てに、枸杞島は観光地としての人気が急上昇。
枸杞島の廃村は、「中国で最も美しい廃村」とまで言われるようになったそうです。
嵊泗列島の枸杞島への行き方
嵊泗列島は浙江省舟山市にあり、上海から枸杞島行きのバス+フェリーのチケットがあるようです。
まだ、嵊泗列島や枸杞島は日本語での情報が少ないですよね。
現地のチケット売り場やフェリーターミナルでは、廃村の画像を見せるのが無難かもしれませんね。
緑に飲み込まれた廃村の画像を見せれば、「枸杞島に行きたい」という事をすぐに理解してくれると思います。
枸杞島観光は宿泊が必要
上海から枸杞島に到着するまでの所要時間は、合計でおよそ6時間。
しかも、枸杞島までのフェリーは1日に1往復だけだとか。
フェリーが1日に1往復しかないため、枸杞島の廃村を観光するためには、枸杞島に宿泊しなければいけないようです。
枸杞島には宿泊できる宿もたくさんあるらしいですが、中国には外国人不可の宿や観光客には値段が異なる宿もあるので要注意。
他にも注意点があり、フェリー乗り場やホテルではパスポートが必要です。
嵊泗列島や枸杞島の観光では、パスポートも忘れずに持ち歩きましょう。
まとめ
嵊泗列島は日本人観光客も少ないようなので、枸杞島の廃村は中国観光の穴場かもしれません。
インスタ映えする神秘的な自然の光景に、目を奪われることは間違いなさそうですね。
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