日本から比較的近い台湾は、日本人の海外旅行先として人気の高い国ですよね。
台湾は食べ歩きやショッピングのイメージが強いと思いますが、実は自然豊かな絶景の宝庫でもあります。
近年は台湾の都市部観光だけでなく、美しい絶景にも注目が集まってるようです。
今回は、そんな台湾にある地震がきっかけで人気観光地になった『忘憂森林(ワンヨウサンリン)』についてご紹介していきます。
忘憂森林は不思議で神秘的な森
台湾の南投には、忘憂森林(ワンヨウサンリン)と呼ばれる、沼地の中で大木が立ち枯れしている森があります。
大木が立ち枯れしている珍しい自然の光景が、台湾では話題の観光地になっているようです。
出典:Instagram
忘憂森林は地震によってできた
徐々に人気が出てきたという忘憂森林ですが、日本ではまだあまり知られていないですよね。
もともと忘憂森林は普通の森でしたが、1999年に起きた台湾地震がきっかけで沼地が形成。
台湾地震以前まで生息していたいくつもの杉の木が枯れ、現在のような立ち枯れしている森になったそうです。
皮肉なことかもしれませんが、普通の森が変わり果てた姿になったことで観光地になったわけですね。
忘憂森林は台湾の九寨溝
忘憂森林は「台湾の九寨溝」と呼ばれることもあるそうです。
九寨溝は、中国では指折りの人気観光地ですよね。
現時点で忘憂森林は九寨溝ほどの人気や知名度は無いですが、「台湾の九寨溝」という表現で例えられるほど美しいということでしょうね。
忘憂森林はSNSで話題に
忘憂森林は、インスタグラムなどを通じて注目を集めました。
忘憂森林ではハイキングが人気らしいですが、不思議な光景の森を歩くのは楽しそうですよね。
中には、結婚式のローケーション撮影に使う人いるようです。
何となく、結婚と立ち枯れの森は縁起が良くない印象を受けますが、文化や個人の主観の違いは面白いですね!
忘憂森林の行き方は?
台湾のちょうど中心くらいの場所に位置する忘憂森林は、台中からバスで片道約3時間。
台中駅からは、杉林渓(サンリンシー)行きのバスに乗ります。
首都の台北から台中まで新幹線を使う場合は、台中で新幹線の駅から鉄道がある駅への移動が必要です。
バスで忘憂森林に到着すると、バス停から少し険しい山道を30分ほど歩くそうです。
有料で送迎をしてくれる車もあるらしいので、体力に自信の無い方は送迎車を利用した方が便利だと思います。
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忘憂森林は霧でも美しい
観光中の天気は、できれば気持ちよく晴れている方が嬉しいですよね。
旅に天気の不安は付きものですが、忘憂森林は霧のあるスッキリしない天候でも神秘的な雰囲気があるようです。
もちろん天気が良いにこしたことはありませんが、台風などの悪天候を除いて、ある程度は天候の良し悪し関係なく満足できそうですね。
出典:Instagram
まとめ
森にとっては悲しいストーリーがある忘憂森林ですが、人間が自然の摂理によってできた光景に目を奪われるのは当然のことかもしれません。
まだあまり知られていない台湾の秘境である忘憂森林は、ぜひ訪れてみたい絶景スポットですね。
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