バックカントリー

スノーボーダーが時速100km以上!急斜面を速く滑る驚きの理由とは?

巨大な急斜面を滑るビッグマウンテンスノーボードというエクストリームスポーツがあります。

スキー場やバックカントリー愛好者が滑る山とは規模や迫力が違い、危険にさらされるリスクも大幅に増えます。

そんなビッグマウンテンの大会で、4度の世界チャンピオンに輝いたザビエル・デ・ラ・ルー(Xavier De Le Rue)さんという方がいます。

他を寄せつけない驚異的な滑りの速さが、スノーボードやスキー界で大きな話題になりました。

ザビエル・デ・ラ・ルーのプロフィール

生年月日:1979年7月1日

出身地:フランス・バイヨンヌ

職業:プロスノーボーダー

スポンサー:ロシニョール、ノースフェース、スウォッチ、GoPro、など

出典:Instagram

ザビエル・デ・ラ・ルーのスノボ経歴

ザビエル・デ・ラ・ルーさんは、スノーボード世界選手権で3連覇、ワールドカップで2度の優勝。

2006年には、トリノオリンピックのスノーボードクロスでフランス代表としても出場しています。

ビッグマウンテンスキー・スノーボードの世界大会であるフリーライド・ワールド・ツアーでは、3年連続の年間総合チャンピオンを獲得。

フリーライド・ワールド・ツアーでの3年連続年間総合チャンピオンの記録は、いまだに破られていません。(*2019年12月現在)

2015年に公開されたエクストリームスポーツが主軸の映画『X-ミッション』ではスタントにも挑戦

エクストリーマーとしての才能が開花したザビエル・デ・ラ・ルーさんですが、映画にも出演していたのは驚きですね。

ザビエル・デ・ラ・ルーの時速を考察

ほとんどの日本人が知っているザビエルと言えば、あのカリスマ宣教師だと思います。

カリスマスノーボーダーのザビエル・デ・ラ・ルーさんは、とにかく滑る速度が速いのが特徴。

今回は過去の偉人スノーボーダーを参考に、ザビエル・デ・ラ・ルーさんのおよその時速を考察してみました。

1996年に、プロスノーボーダーのヨハン・オロフソンさんがアラスカの山で914mの急斜面を35秒で滑降した記録があります。

ヨハン・オロフソンさんの記録はギネスにも認定されたらしく、平均時速は約94km、瞬間最高時速は120kmとも言われています。

スノボ界のレジェンドも認める速さ

過去20年以上もアラスカの山を滑り続けてきたビッグマウンテンスノーボードのレジェンドであるジェレミー・ジョーンズさんは、ザビエル・デ・ラ・ルーさんをベタ褒めしていました。

「ビッグマウンテンをあんなに速く滑る人間を他に知らない。違う道具(スノーボードではない何か)を使っているみたいだ。」

経験豊富なスノーボード界のレジェンドが認めるほど、ザビエル・デ・ラ・ルーさんのスピードは尋常じゃない速度だということがわかりますね。

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ザビエル・デ・ラ・ルーの映像

山の規模が大きすぎて速さを感じにくいかもしれませんが、時間があれば他の選手の滑りと比べてみてください。

ザビエル・デ・ラ・ルーさんのスピードは、あきらかに速すぎます。

出典:YouTube

ザビエル・デ・ラ・ルーの推定速度は時速◯◯km

ヨハン・オロフソンさんの記録とジェレミー・ジョーンズさんのコメントから考察すると、ザビエル・デ・ラ・ルーさんは瞬間速度で時速130km以上は出ているのではないでしょうか?

正確な速度は不明ですが、身体一つで車より速く滑れるなんて信じられませんね。

ところが当の本人は、速く滑る事に関して驚きの理由をコメントしていました。

「(僕の事を)ありえない速さと言うけど、僕は雪崩が怖いから速く滑り下りたいだけなんだ。」

言葉にすれば簡単に聞こえますが、経験や技術があってこその結果だと思います。

いつの時代もそうですが、偉人は自分の凄さを認識していないようですね。

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まとめ

急な岩だらけの斜面にびっくりしますが、危険に見える斜面をあんなに速く滑るなんて人間離れしていますよね。

危険と隣あわせのザビエル・デ・ラ・ルーさんにもかわいい娘さんがいるそうです。

少しでもリスクを減らす為に、ビーコン(雪に埋まった時の為の発信器)や雪崩で埋まりずらいエアバック付きバックパックなどは使用しているようですね。

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みなさんも急斜面で100km以上のスピードを出す機会があれば、安全面にお気をつけください!笑

広見
広見
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