「仕事で軽トラを使うけど、荷物はどれくらい乗るのかな?」
「軽トラで引っ越しの荷物を運びたいけど、積載量が心配…」
上記のような疑問や不安を解消するため、本記事では軽トラの最大積載量やサイズ制限についてまとめました。2024年5月に行われた道路交通法の改正により軽トラの使用基準も変更されているので、ぜひチェックしてみてください。
軽トラ(軽貨物)の特徴は?最大積載量などの制限を詳しく解説!
軽トラ(=軽トラック)は「軽貨物」に分類される車両です。
軽貨物の最大積載量やサイズ制限について詳しく見ていきましょう。
最大積載量は350kg
軽トラの最大積載量は350kg(車両・運転手は含まない)です。
以下に家具の重さの目安を記載しました。
- グランドピアノ:約300kg
- 容量450L前後の冷蔵庫:約100kg
- 大型ドラム式洗濯機:約85kg
- 40インチ液晶テレビ:約10kg
最大積載量を超えて走行した場合、罰金や罰則が科されるため注意しましょう。
高さ制限は2.5m
高さ制限は地上から2.5mです。
荷物の高さが制限を超過した場合には、違反点数と100万円以下の罰金が課されます。トラックの天井が約1.8mなので、積載時の目安にしてください。
ただし制限ギリギリまで積み込むと、立体駐車場の利用や高架下の通過ができなくなる危険性があります。目的地までの道路状況なども踏まえて積み込みましょう。
積載物の長さは自動車幅+10分の2
積載物の長さは、自動車幅の前後10%まで認められています。軽トラの全長は一律3.395mなので、前後それぞれ0.339mまでは許容範囲内です。
また、長さに関しては「制限外積載許可申請書」を届け出ることで制限超過の許可が得られる場合があります。
積載物の幅は自動車幅+10分の2
積載物の幅は、軽トラの幅の左右10%まで認められています。現在販売されている軽トラの幅は一律1.475mなので、左右それぞれ0.147mまでが許容範囲内です。
軽トラでの荷運びに役立つツール
軽トラには、荷運びに役立つツールがいくつも用意されています。その中でも代表的な3つを見ていきましょう。
雨風に強い「荷台ボックス」
「荷台ボックス」はその名の通り、荷台に設置する箱のことです。
工具箱程度の小型サイズから、荷台とほぼ同程度の大型サイズまで幅広い種類が存在します。ボックスの素材も錆びにくく防水性の高いアルミ製、耐熱性の高いポリプロピレン製などさまざまです。
鍵や保冷機能が付いているものもあるため、積載物の種類や利用環境に合わせて選びましょう。ただし大型のボックスは価格が高く、積載重量を圧迫するというデメリットもあるためご注意ください。
コスパ最強「幌(ほろ)」
価格を抑えつつ、荷物の劣化や破損を防ぎたい方には「幌(ほろ)」がおすすめです。
軽トラにフレームを固定しシートを取り付けるだけのため、軽量かつ容易に設置できるのがメリット。
サンエイストアで販売されている幌のように、車体への穴あけ加工が不要で設置できる製品もあります。荷台ボックスのような保冷効果や鍵はありませんが、太陽光や雨風から守る目的であれば十分な効果を得られるでしょう。
参考商品一覧:軽トラ用シート | 軽トラ幌の専門店「サンエイストア」
軽トラの便利ツールを使って安全に荷物を運ぼう!
軽トラは家具などの大きな荷物を運べるうえ小回りがきくため、街中で荷物の積み下ろしをするのに適しています。さらに、道路交通法の改正によって今まで以上に使い勝手が良い車両となりました。
ただし小型~大型トラックとは異なり、軽トラの荷台は剥き出しの状態となっています。引っ越しや仕事で大事な荷物を運ぶ際には、強い日差しや突然の雨などに備えて荷台ボックスや幌の利用も検討してみましょう。